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[書評]ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力を読んだ

最近英語を勉強しています。基本的にはこちらの「英語上達完全マップを10ヶ月やってみた」を参考にしながら本を買うことが多いです。その中で最近読んだ一冊を紹介します。

ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力 (Native speaker series)
大西 泰斗 ポール・マクベイ
研究社
売り上げランキング: 8365

まずはアマゾンの紹介コメントから抜粋。

◆英語という言葉のもつ単純な仕組みつかもう!
本書は、他の文法書とまったく異なった新しいコンセプトで貫かれています。それは英語を学ぶ人誰もが必要とする「絶対の基礎」を解説することです。それを身につけてはじめてネイティブの英語に近づくことができます。とはいえ「絶対基礎力」にむずかしい内容はありません。覚える必要さえありません。英語の絶対基礎力は、誰もが簡単に理解できる「5つの原則」によって成り立っているからです。そしてこの単純な5つの原則から、みなさんが不思議に思ってきた数多くの文法事項が流れ出してきます。
Amazon.co.jp: ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力 (Native speaker series): 大西 泰斗, ポール・マクベイ: 本

上記は正直ちょっとわかりづらいですね。

例えば日本人は、日本語を話すときに文法を考えながら話してる人はいない。感覚的に言葉をチョイスして文を作っているはずです。その感覚を英語にも取り入れようということ。つまり英語の原則を理解し、あらゆる文法を感覚的に理解できるようにしよう、というのが本書の趣旨なのかなと。

例えば「昨日◯◯した」なんて文章を英語で作るとき、過去形・現在完了・過去完了どれを使えばいいのかな?と迷ったことは英語を使う人ならば誰にでもあることだと思います。そういった問題をクリアにしてくれます。

普通の文法書との違い

英語の文法書を読むと「こうだからこうしろ」という、いかにもシステマチックな解説が書かれていることが多いです。その度に「なんでこうなるんだろう?」と思いながらも、そういうもんかなと自分を納得させてしまう人も多いのでは。というか僕がそうでした。

本書では、本来そのような紹介のされ方がしてある部分を実にわかりやすく解説してくれています。「なぜその文法を選択するのか」という根底にある考えが書かれているので、今までモヤが掛かっていた部分が晴れるような気分になれます。

一部を抜き出してみましょう。

「窓を開けてくれませんか?」という英語を書きたいと思ったとします。
普通は以下の4例が出てくると思います。

  • will you open the window?
  • would you open the window?
  • can you open the window?
  • could you open the window?

どれを選択したら良いのでしょうか。恐らく、「canの方がより丁寧で、過去形はさらに丁寧な言い方」という解説は多くの書籍についていると思います。なんでそうなるねんって思いますよね?そして、ここから先の説明がついているのが本書の特徴。

本書では、「時制の違いは距離の違いだ」と書かれています。時を一直線で表すと、過去は現在よりも幾分か離れたところにありますよね。その距離の遠さが丁寧さを生み出しているのです。日本語でも「あの人とは距離を置く」というと親しさの程度がわかりますよね。それと同じ感覚です。現在形は相手に近い印象を与え、過去形は遠い印象をあたえるのです。

この法則を覚えていると、応用が聞きます。例えば以下の2つの文章。現在形と過去形で微妙にニュアンスが変わるのがわかるでしょうか?

  • she may go to school(彼女は学校に行くかもしれないね)
  • she might go to school(彼女はもしかしたら学校に行くんじゃないかなぁ)

mayは推量を表す助動詞ですが、現在形と過去形で推量に対する自信の有無が見て取れます。これも、現在形と過去形の距離感のニュアンスが生み出す差です。推量に対する自信が多い(事実に近い)から現在形を使うという感じですかね。こういったことが感覚的にわかるようになります。ちょっと面白いですよね。

一通り文法を学習した方にオススメ

前述の通り、今までモヤがかかっていた部分を解明してくれるところに本書の価値があると思っています。そのため、一通り文法を学習していて、かつイマイチ文法解説書の説明に納得行っていなかった方におすすめしたい本であります。これから初めようという方はそもそも疑問をもっていないので、ありがたみがちょっと薄いかなと思いますしね。併用して使うのはいいかもしれませんが。

あとあまり関係ないですが、著者が面白い人なのか、文体が軽いです。例文なんかもたまにぶっ飛んだものが入っていて、そんな単語誰が知るかというものを使ったものまであったりします。(笑)個人的にはこれはプラスの面で働いていて、単純に読みやすいなと思いました。文字も大きく分量もそこまでないので、本自体が苦手な人にもおすすめです。

ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力 (Native speaker series)
大西 泰斗 ポール・マクベイ
研究社
売り上げランキング: 8365
おすすめ度の平均: 4.5

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